冬になっても雪さえ降らなければバイクには乗れますよね。
でも雪が降ってしまうと、オンロードでのバイク走行はしないはず!
というよりも走行不能ですよね。
特に重量がある重いバイクはただの鉄の塊になるだけです笑。
でも、雪国あるあるでは郵便局の配達は雪が降ってもバイクで配達なんですよ!
初めて見た時はびっくりしましたが、雪国に行くと「まさか」と思うことでも難なくこなしている事が沢山あります。
ただ、車はスタットレスタイヤを履いて走行するけど、
バイクにもスタットレスタイヤがあるのかな?
それとも雪道に強い最強のバイクでもあるのかな?
悪路でも通ってしまうオフロードバイクは雪道で乗れるかも?
と思いませんか?思いますよね!
そこで、オフロードバイクだったら雪道でも乗れるのか?最強のバイクがあるのか?まとめてみました。
バイクによって雪道では全く乗れない
同じバイクの仲間であっても、ロードバイクや400cc以上のオンロードバイクは、残念ながら安全性を考えると雪道での走行はあきらめたほうが良いでしょう。
というより、無理です。
その理由は、大型バイクは曲がる時にバンクさせないと曲がれないので、雪道走行は大変危険だからです。
また粉雪もアイスバーンでも、オンロードバイクや大型バイクはスリップして走ること自体ができなくなります。
ただ、初心者にはおすすめできませんが、50cc~125cc程度の軽くて足着きがいいオフロードバイクは、雪道でもテクニックや装備を施せば乗ることができます。
オフロードバイクでは雪道を走れる?
オフロードバイクなら雪道を走ることができます。
ただそれにはいくつかのテクニックが必要になります。
オフロードバイクで雪道を走るためのテクニックは
雪道を走る時にはタイヤの跡を走る
一番大事なことは、できるだけ誰かが一度走ったタイヤ跡の上を走りましょう。
タイヤ跡の上を走って雪道の感触を確かめながら走ってください。
雪道初心者の人はある程度走れるようになっても、絶対にまっさらな雪の上を走らないようにしましょう。
雪道で曲がる時には足つきをする
雪道をオフロードバイクで走るには、バイクの車体をバンク(内側に寝かすこと)させずに、両足をつきながら曲がるというテクニックを使う必要があります。
雪道での曲がり角では、ゆっくりと何度も足をつきながら走られてください。
自分の両足を補助輪と思って上手に使いながら走られると良いでしょう。
雪道では低速すぎると走れない
雪道を走る時は、あまり低速ギアで走るとタイヤの溝に雪が詰り空転してしまい、全然前に進めません。
2速(セカンド)か3速(サード)くらいで、同じスピードペースで走るとタイヤがスリップせずに走ることができます。
雪道ではフロントブレーキは使ってはダメ!
雪道でのブレーキですが、大変危険なので原則フロントブレーキは使わないようにしましょう。
雪道でブレーキを使う時には、エンジンブレーキとリアブレーキをミックスして上手にブレーキングします。
そうすることで雪道でも転ばずに走行することができます。
アイスバーン(路面凍結)でも走行できる?
オフロードバイクは、アイスバーンも走ることはできます。
路面が完全に凍結してくれれば滑りにくくもなります。
でも問題は、アイスバーンが太陽の熱や車両が走行した時の摩擦熱で表面が溶けてきた時です。
この時、表面に水膜ができるのですが、この水膜が凍結した路面とタイヤの間に入ることで大変滑りやすくなります。
キンキンに路面が凍っている状態であればまだよいですが、アイスバーンが溶けかかっている時の走行は大変危険なので走れません。
正直、公道がこんな状態でバイクに乗るのはヤバすぎますが、どうしてもアイスバーンを走る必要がある時には、
と思っておいて下さい。
北国では雪の上を走るオフロードバイクレースが熱い!
雪道はとにかく危険ですが、雪が降ると楽しめるバイクレースがあります。
雪上のスノーバイクバイクレース(モトクロスレース)です!
ここ最近注目を集めているレースで、バイクのタイヤがキャタピラー式になっているのが特徴的です。
雪上モトクロスレースは元々150CC以下のオフロードバイクでレースをするのが主流で、進みにくく、滑りやすく普通では見られない面白レースで、迫力のある通常のモトクロスレースに比べると、お笑いのような楽しみ方があります!
このように雪が降ると公道では走らないけど、雪ならでわのバイクの楽しみ方もあります。
北の郵便局員は冬もバイクで配達!
北海道は早ければ11月には雪が積もります。
雪国あるあるですが、郵便配達は基本バイクです。
雪国では雪が積もってもバイク便で配達します。
私は雪がない地域に住んでいたので、さすがに初めて雪道のバイク員を見た時には驚きました!
グリップ(ハンドル)にはヒーターが付いていたり、細かい防寒が施されている雪国仕様のバイクで、配達の方々にとっては年中バイクが常識だとか・・。
郵便局員は、バイク上級者になれると思います笑。
新聞配達や郵便配達のバイクはカブが基本です。
このような足つきが良くバランスのとりやすいバイクだからこそ、雪道でも走行できるということなので、250CC以上のバイクでは無理ということになります。
見た目は「おじさんバイク」と若者には言われても、最強のバイクはカブでしょう!
また、車のようにスタットレスタイヤがあるのかといえば、バイクには基本ありません。
カブのような郵便局のバイクにはスタットタイヤがありましたが、北海道はスパイクタイヤが使用可能になっているので、最近では郵便局のバイクもスパイクタイヤが主流になっています。
ただそれ以外のバイクでは、タイヤにピンを打てばスタットレスになるかもしれませんが、雪道用のスタットレスタイヤとしては基本ないので、雪が降ったらバイクには乗るな!ということになりますね。
まとめ
オフロードバイクでは、雪道でも走れるということが分かりました。
でも公道になると話は別です。
バイク以外の車両や通行人もいます。
走れなくはないですが、無理に乗る必要はないと思います!
もし、雪が降ってもバイク通勤とかしないといけない場合は、オフ車で150CC以下のバイクや、カブがおすすめになります。
そんな無理をしないでもいいなら、雪山やオフロードコースなどで雪上体験やレースをして楽しむことをおすすめします。