オフロードバイクのトライアルとはどんな競技?簡単に始められる? 

オフロードバイク競技
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オフロードバイクに興味を持つと、聞いたことのない名前の競技をよく耳にしませんか?

私は「何それ何それ?」の連続でした笑!

その中でもトライアルという競技があります。

「トライアルってあの福岡に本社があるスーパーのこと?」と、言って笑われることもありましたが・・。

それこそ崖のような岩山をバイクに乗ったままピョンピョンと駆け上がっていき、まるで曲芸をしているような競技です。

とてもじゃないけどトライアルだけは普通にバイクに乗っていても簡単にはマネできないと思いました。

そこで今回はオフロードバイクのトライアルとは一体どんな競技なのかについてご紹介します。

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トライアルとは一体どんな競技?

トライアル競技はオフロードバイクの中でも、スピードを競う競技ではなくテクニックを必要とする難易度が最も高い競技になります。

エンデューロやモトクロスと違い、高低差のある岩から岩へのジャンプや、傾斜がきつい坂などの起伏の激しいコースをどれだけバイクに乗ったまま走ることができるかというものです。

トライアル競技は、単純に速さだけでの勝敗はではなく、ライディングテクニックの正確性とライティング時の安定性が求められるので、一言でトライアル競技を説明するなら、オフロードバイクを使った「障害物競走」という感じではないかと思います。

またトライアル競技の順位の付け方は、減点方式でこれも他のバイク競技とは違うところですね。

競技はあらかじめ決められたコースにセクションが設けられていて、セクションごとに採点が行われます。

足を地面についてしまったりすると点数が減点されていき、「足つき1回で1点」「足つき2回で2点」になり「足つき3回以上で3点」という減点の仕方をします。

その他にもバイクから降車したり、規定のセクションからはみ出したり、バイクがバックしたり、足つき中にエンストをすると最大で5点の減点がされます。

トライアル競技にも制限時間があり、時間内にゴールすれば問題ないのですが、制限時間を越えてゴールするとここでも減点されます。

そしてトライアル競技の終了後、減点が最も少ない選手が優勝になります。

ゴルフのような進行方法

また、競技はゴルフのような形で進行していきます。

ゴルフは18ホールあって、1コースづつ選手が球を打つ場面を観客が息を呑んで見てますよね。

各ホールで選手が打ち終わると、観客も次のコースに移動してまた選手の打順を観戦します。

この流れとトライアル競技は似ていて、トライアルコースのセッションは約10箇所程度あり、それを回っていきます。

各セクションで選手が競技を終えると、そこのセクションは終了して次のセクションに観客ごと移動して行きます。

まるで、ゴルフのような観戦の仕方なので、選手の競技を目の前で見る事ができ、歓声も上がるので、会場は全員一体化のような感じで楽しめます。

トライアル競技の魅力とは?

トライアル競技の最大の魅力は障害物であるセッションを、上手に抜け渡り成功した時でしょう。

コースは、崖の様な岩山あり・倒木あり・コンクリートブロックあり・モーグル・川・池などと様々なセッションが50m~60mおきに設定されています。

全てのセッションが別物なので、次々と頭を切り替えて新しいセッションに臨んでいきます。

例えると、大自然の中に設置された難易度の高いサスケのようなアスレチックを、自分の頭で攻略法を考えて通過するような感じです。

だからトライアル競技に向いている人は、スピード重視型よりも戦略重視型の人が向いています。

全日本選手権や地方選手権などの開催も全国で行われているので、先ずはプロの方々の技を見に行くのがおすすめです。

トライアルバイクの形は特徴がある

通常のバイクは座れるようにシートがありますよね。

でもトライアル競技の車両はシート部分が凹んでいて、シート自体がないのです。

車体を軽くするためと、バイクを飛んだり跳ねたりさせるので操作しやすくするためにシートは外されています。

それに車体を軽くさせるためにガソリンもコースを回る分の3~5リットルほどしか入れることができず、バイクのフレームを外している人も見かけます。

とにかくバイクを自分の体の一部のように操ることが大切なので、少しでも軽量化にできるようにすることが必要なので、バイクの基本構造だけの形に仕上がった形状です。

それに、面白いのがトライアルにはバイクの排気量のクラス分けがなくて、どんな排気量のバイクでも使用できます。

モトクロスやエンデューロなど他のオフロードバイクの競技では車両のクラス分けがあるのですが、トライアルはスピード重視の競技ではないから排気量は関係ないんですね。

パワーがあっても扱えなければ意味がないので、選手が自分に合った排気量のバイクを選ぶ事ができるのです。

また、日本ではホンダとヤマハがトライアルバイクを作っていて、特徴がありすぎるバイクなので公道で走るようには作られていません。

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初心者でもトライアル競技は楽しめるの?

オフロードバイクのトライアルを初めて見た人は「曲芸」や「神業」と思ってしまい、とても自分には無理だと思ってしまうでしょう。

トライアルのテクニックが凄ければ凄いほど初めての人は引くかもしれません笑。

ただそこが難点で、トライアルは日本ではまだまだ認知度が低く、ハードルの高いオフロードバイクの競技と思われています。

でも実は、子供や初心者でも簡単に乗ることができるトライアルバイクがあります。

「OSET」という電動バイクなのですが子供用しか発売されていなかったのが、2017年から大人用も作られるようになりました。

またバイクメーカーなどがトライアル競技の普及を目指して、日本各地でトライアルスクールも開催しています。

このトライアルスクールは、これまでオフロードを一回も走ったことがない人もたくさん参加していて、トライアル用のオフロードバイクなら免許も要らないので安心して参加できます。

スピード重視のバイク競技ではないので、装具などもモトクロスやエンデューロのような重装備じゃなく、ヘルメットはチンガードが付いていない視界が広いものが多くて、ゴーグルも着けなくても大丈夫です。

だから子供さんでも始めやすいと思います。

また林道などの岩場で練習することができるため、簡単に始められるのも良い点です。

ただ、最初は誰かに教えてもらってから始めるようにしましょう。

まとめ

今回はオフロードバイクのトライアルとは一体どんな競技なのかについてご紹介させていただきました。

トライアル競技は観客としてみる分には、オフロードの中で最も見応えのある面白い競技かもしれません。

いきなハイレベルなライディングは難しいですが、トライアルには安全なミニ大会も各地で多数開催されているので参加しやすいと思います。

トライアルでスイスイ乗れるようになると、公道でのライティングテクニックも格段にアップするのではないでしょうか!

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